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2018/12/01

Elona冬のSS -2018-

正午を過ぎた曇天の空から、ちらほらと今年の冬を告げる白片が舞い降りてきた。
私は同僚のテッカーと共に、療養所の近くにある湖へ向かう。
いつ頃からか自殺の名所として名高いそこは、湖底から様々な声が聞こえるという噂も
あって、生死を問わず不審者が絶えない。
今日は、先日に目撃された入水者に向けて形ばかりの弔いを行う予定だ。